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[訪問翻譯] 「+act.」採訪古川雄大談黑舞

古川雄大演じるセバスチャンが再び帰ってくる! 2015年11月から12月にかけて上演された『ミュージカル『黒執事』-地に燃えるリコリス2015-』。その新作『ミュージカル「黒執事」〜NOAH’S ARK CIRCUS〜』が11月より上演される。再び主人公・セバスチャンを演じる古川雄大は、この新作にどのような気持ちで挑むのか。その心境を聞いた。

撮影/浦田大作 ヘアメイク/AOKI 文/池上愛





――『ミュージカル「黒執事」〜NOAH’S ARK CIRCUS〜』のお話をする前に、前作を振り返ってみてのこともお聞かせ下さい。

「他の作品同様、一作一作魂を込めました。普段やらせて頂いている作品とは違う2.5次元という舞台でしたが、あまりそこの意識はせず、ひとつのミュージカル作品として取り組んでいるという感じです」

――『黒執事』って、2.5次元舞台とは違うというか、その分野では一歩抜きに出ているという気が個人的にはしていて。

「僕もそう思いました。この世界感のステージは、帝国劇場でやってもおかしくないんじゃないかと。ストーリーがしっかりしていて純粋に面白いなと、マンガを読んでいる段階で感じましたから」

――過去のインタビューで“マンガは読まない”と仰っていましたが、『黒執事』は読まれたんですか?

「読みました」

――どういう部分が面白いと感じました?

「ひとつの事件が起こる度、その都度色んなキャラクターが出てきますよね。中には仲間になったりするヤツもいて。一番は魅力的なキャラが登場するのが面白いです。読んでいてワクワクしますね。あとはコミカルな描写もあって笑えるんですが、軸はシリアスだから、セリフに重みがあるのも好きです」

――原作を読む時は、いち読者として読まれますか? それとも演じるセバスチャンを意識しながら読まれますか?

「多分、マンガを普通に楽しむような読み方とは違う読み方になっていると思います。“このシーンはこうやるのかな”とか“ここを動くのかな”とか自然と考えていますね」

――ステージを想像しながら。

「はい。サーカス編を読んだ時も、やっぱり頭の中で考えながら読みました。だから読むスピードは凄く遅いかもしれません」

――どう演じようかプランは立てられましたか?

「リコリスの時は、色々なキャラクターにスポットがあたっていて、そのぶんセバスは軸としてしっかりすることで主役として見せられたらなという気持ちで臨んだんですが、今回マンガを読んだ印象としては、出番や見せ場も多いので、前回とは違う見え方にしたい。緻密に組み立てていきたいなと思っています」

――セバスの出番の多いことで前回と見せ方が変わる?

「そうですね。特に前半は相手の投げかけるキーワードを聞く部分が多いので、そこでどうリアクションしていこうかと。動くというより“魅せる”芝居をしていかなければと思いました」

――セバスって“魅せる”仕草がたくさんありそうですね。

「すごくしっかりした役なので隙がないですよね。だから色々組み立てていくのも楽しいです」

――そうやって考えるのが好きですか?

「好きです。舞台をやっているうちに、こういうのも面白いんじゃないかとか色々アイデアが浮かんでくるというか」

――それは稽古をやっていくうちに?

「稽古もそうですけど、稽古入る前とかでも原作を読んでいる段階でも思います」

――ほかの公演をされている最中でも、どこか頭の片隅に『黒執事』のことが残っている感じですか? それとも本格的に取り組むとなってからやっていくタイプですか?

「こうやって取材を受けると、まだ先の公演でも考えますね。限られた稽古の中でどれだけ向き合えるのかという懸念もありますし、先々の舞台は頭の片隅にずっとあると思います」

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――前作の時は、不安要素みたいなものはあったのでしょうか?

「役作りしました! というものだけじゃダメなんだろうなとは思っていました。忠実に再現することが2.5次元の魅力でもあるので、お客様はどういう反応をするんだろうということに少し不安はありましたし、プラス公演終盤になるにつれて、より作品の大きさや原作の偉大さを強く感じるようになってきたというか。関わっている人も膨大ですし、主役としての重圧も感じましたし…」

――そんなにマンガを読んでいなくても『黒執事』の名前は知ってるみたいな人も結構いますよね。

「そうですね。観に来るほとんどの方が原作を読み込んでいたり、アニメを見てたりとか、作品を愛している人ばかりです。中々ここまで愛される作品もないと思います。そのぶんプレッシャーに感じる部分は正直ありました。ファンの方々のセバスチャン像がそれぞれあるので、受け入れてもらえるかなという部分がどうしても……」

――原作のセバスに近づくようにするのが大前提。

「はい。舞台をきっかけにマンガを読んだので、自分の演じる役だと意識して読みつつも、普通に面白くなっちゃいましたし。最初はリコリス編だけ読めばいいなと思ってたんですけど、もう普通に最後まで読んじゃいました(笑)。人気があるのも頷けます」

――前作の評判は色々入ってきましたか?

「はい。褒めて下さる方が多くて嬉しかったです。実際のところお客さんがどう思ったかは、ファンレターとかでしかわからないし、ファンレターってほとんどの方が褒めて下さるものだとは思いますから、その意見が全てではない訳ですが、それでも嬉しかったです」

――松下優也さんから古川雄大さんにキャストがバトンタッチされた訳ですけど、その点については?

「僕、松下さんが演じた過去作は2回観たことがあって。松下さんは4回やられていたのかな? 全部観てなくてよかったなと。ちょうどいい知識でリコリス編に臨めたのはよかったです。まぁ、最終的には偉大さを知る訳ですけど」

――でも、そんな大きな作品を座長という立場で演じぬかれた訳ですから、自信にも繋がったのではないですか?

「それはあります。先程言ったように、重圧はあまり意識しないようにしていたんですけど、やっぱりどこかで感じていました。でも、全7都市という長いスパンを乗り切れたことは自信に繫がりました」

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――シエル役も前作から変わり、内川蓮生君が抜擢されました。関係性を一から築くことに関しては?

「いやぁ、もうバッチリだと思います。彼は11才で、これまでのシエルの中で最年少なんです」

――バッチリですか?(笑)

「はい。もうね、僕は小6になれるので」

――小6に(笑)。

「今のところコミュニケーションを取れていると…僕は思っています(笑)。だけどちょっと気を使われている気がしないでもない(笑)。11歳で気遣いなんて凄いですよ、彼は」

――気遣いとはどういうところに…?

「とにかく遠慮するんです。『何か食べる?』って聞いても『いや、大丈夫です』って。それだけじゃなくて譲ってもくれる。この前色んな種類の羊羹を頂いて、『同時に選ぼう』となったら、8個位あったのに彼と被っちゃったんです。そしたら『どうぞどうぞ』って頑なに引かないんですよ」

――緊張しているのかも(笑)。

「いや、でも2回くらい拒んだあと、『じゃあ食べます』ってなりません? もう永遠に拒んでました(笑)。結局僕も拒み続けたので、選んだ羊羹はお互い食べないっていう(笑)」

――稽古で内川君とはどう絡むんでしょう?

「稽古場には椅子がズラーッと並んでいるんですけど、前回は、(福崎)那由他の隣はあらやん(荒木宏文)が座ったんですよ。僕はひでちゃん(佐々木喜英)の隣に座ってたんですけど、今回は絶対シエルの隣に座ったほうがいいと思うので、まずは隣を死守します」

――席の取り合いですか(笑)。

「まずはそこから始めます。そして僕が小6になってコミュニケーションをいっぱいとる。まずそこから始めようかなと。あと、蓮生って凄くおしゃれなんですよね」

――11歳でファッションセンスが?

「かわいい私服なんです。大人の僕が見てもかわいいなって思うような服。ファッションセンスとお芝居のセンスって、ちょっと似てる部分があるんじゃないかなと思っていて。だから絶対芝居のセンスもいいですよ、彼は」

――なるほど。ちなみに前作を踏まえて、今作はこんな準備しておこうとかってあります?

「もう少し体をやわらかくしておきたいです。原作を読み返したら、冒頭でサーカスの演目をひとりで全部やるっていうシーンがあって、これどうするんだろうと(笑)」

――それ凄いことになりますね。

「綱渡り、火縄くぐり…とにかく凄いことやっていました(笑)」

――セバスってなんでも出来る人ですもんね。

「そのあたりは映像で表現してもらえると嬉しいな、なんて思っています(笑)」

――古川さん自身、なんでも出来そうですけど。

「いや不器用です。練習しないとダメなタイプですよ」

――意外です。元々ダンスをやられてたんですよね?

「そうなんですけど、セバスってダンスを踊らないので、この舞台ではあまり見せ場がないかな」

――ああ、たしかに。

「植原卓也が前回は凄く踊っていたので、ちょっとうらやましかったですけどね」

――元々はダンサー希望だったんですよね。でも今はミュージカル界で活躍する俳優というイメージがあって。

「何が起こるかわからないですね」

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――どの辺りから演劇、ミュージカル目覚めていかれたんですか?

「ミュージカルは2012年の『エリザベート』から。それこそ、『黒執事』以上に何もその知識がないまま入って、そこでかなり苦戦して……。でもそこで『エリザベート』がとても好きになって、曲も好きになって、そしてミュージカルが好きになりました。その作品をきっかけにミュージカルの魅力に気づき、次第にお仕事を頂くようになりました。小池修一郎先生の作品に立て続けに出させて頂いているので、とてもありがたいです。一流の演出家の作品にずっと出られていることは凄く勉強になります」

――ミュージカルのどういう部分に魅力を感じていますか。

「当たり前ですけど、音楽があることです。観客として、演じる側として両方通ずるんですが、音楽があることでストレートプレイの舞台とは違った世界が広がるんですよ。ミュージカルに出させて頂くようになって、観客としても観るようになったんですが、やっぱり気持ちの生まれ方が普通の舞台とは違います。2.5次元もこうやって出させて頂いたことで前よりも意識するようになりました。2.5次元はエンターテインメント性が強いものとして話題にはなっていますけど、それで終わらないものにしたいという思いがあります。特に『黒執事』は、面白かったというだけじゃなく、込められたテーマを感じてほしい。だからこそ演者である僕等がしっかりと作品の思いを理解する事が大事。これから本番に向けてしっかりと臨みたいです」

●プロフィール
古川雄大(ふるかわ・ゆうた)

1987年7月9日生まれ、長野県出身。俳優・ミュージシャンとして活動中。近年出演作は、ミュージカル『エリザベート』『ロミオ&ジュリエット』『黒執事 -地に燃えるリコリス2015-』『1789 – バスティーユの恋人たち -』、映画『嫌な女』など。

照片拍得非常好
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